ふだん何気なく使っている「她」という漢字。意外に新しい漢字なんだそうです。中国語を習い始めてすぐに覚える漢字のひとつだと思うのですが、その起源はなかなか勉強する機会がありません。「21世纪最重要的一个字」という記事によると、「她」は次のようにして生まれました。
“她”进入汉语字典才不过百年的历史。“她”字是由现代诗人刘半农首创的。古代汉语字典里也是没有“她”字的,古代的诗词、歌赋、小说中的第三人称代词男女不分,一律写成“他”。到“五四”运动时期,曾留学法国专攻语言学的刘半农认为,白话文的兴起,加之翻译介绍外国文学骤增,第三人称代词使用频繁,仅一个不分性别的“他”字是不够用的,于是刘半农1917年在翻译英国戏剧《梦魂》时,试用自己创造的新字“她”。
「世纪青年」の「青年文摘」より。
つまり、外国文学を翻訳するにあたって、劉半農氏が創造した漢字だったわけです。それも長い長い漢字の歴史からすれば、つい最近の1917年。それまでは三人称は男も女も「他」(または「伊」)だったのですね。この劉半農氏、日本ではあまり知られていませんが、言語学者、詩人、そして写真家としても活躍した方で、江蘇省江陰市には記念館もあります。
参考:新青年社
日本でも明治までは「彼」で男も女も表し、欧米文化を輸入する過程で「彼女」という言葉が生まれたそうですが、それにしても既存の言葉で表現できない概念を前にして、新しい単語を作るのではなく新しい字を作ってしまうあたり、さすがは漢字の本家本元という感じです。20世紀前半には、化学物質を表すための漢字も数多く作られています。漢字にとっても激動の時代だったんですね。
関連:刘半农与"她"的故事
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